はりきゅうマッサージ治療院feelの広末です。
今回は、長年「肩甲骨まわりの痛み」に悩まれていた
山本さま(仮名・30代女性)の改善事例をご紹介します。

■長年続く肩甲骨の痛み…その背景
・デスクワーク中心
・運動習慣がほとんどない
・生活リズムが不規則
慢性的に肩甲骨周囲に負担がかかり続け、筋肉は全体的に硬く
いわゆる「ガチガチ」な状態。
ご本人も「これが普通」と感じてしまうほど、長年続いている症状でした。
■トリガーポイント鍼治療の経過
1回目
→ 全体的に筋緊張が強く、反応も強い状態
2回目(1週間後)
→ 少しずつ筋肉のゆるみが出始める
3回目(2週間後)
→ 硬さのムラ(硬結)がはっきりしてくる
4回目(さらに2週間後)
→ 全体のガチガチ感が軽減し、体の軽さを実感
回数を重ねるごとに、体の状態が「ただ硬い」状態から
「原因が明確に分かる状態」へと変化していきました。
■実は足の張りも原因のひとつ(解剖学的なつながり)
施術を進める中で明らかになったのが「足の強い張り」です。
山本様ご自身には自覚がありませんでしたが
触ると明らかに筋肉が硬く、血流も悪い状態でした。
実は人の体は、筋膜によって全身がつながっており
特に、
足の裏
ふくらはぎ
太ももの裏
背中
首
へと連なる「後面の筋膜ライン(スーパーフィシャル・バックライン)」において
足の硬さはそのまま上半身へ影響します。
■足の硬さが肩甲骨の痛みにつながる理由
足の筋肉(特にふくらはぎやハムストリングス)が硬くなると
・骨盤が後ろに引っ張られる
・背中が丸くなる(猫背)
・肩甲骨の動きが制限される
といった変化が起こり
その結果、肩甲骨まわりの筋肉は常に引っ張られ
「何もしていなくても疲れている状態」になります。
これが慢性的なコリや痛みの正体です。
■デスクワークが引き起こす悪循環
今回のようにデスクワーク中心の方は、
・長時間座りっぱなし
・足をほとんど動かさない
・血流の低下
といった状態が続き、足の筋肉が硬くなりやすくなります。
その影響が、
足 → 骨盤 → 背中 → 肩
と連鎖し、肩だけを施術しても根本改善しにくくなります。
■鍼治療だからこそ変わる理由
鍼治療の大きな特徴は、
筋膜や筋肉の深部(細胞レベル)に直接アプローチできることです。
マッサージやストレッチでは届きにくい深いコリにもピンポイントで作用するため
・何をしても改善しなかった不調
・慢性的なコリ
・長年の痛み
が変化するケースが多くあります。
■今後の施術とメンテナンス
現在は症状も安定してきており
3〜4週間に1回のメンテナンス通院へ移行予定です。
今後は、肩だけでなく全身のバランス調整と
再発しにくい体づくりを目的に施術を行っていきます。
■同じようなお悩みの方へ
「何をやっても良くならなかった」
「もう仕方ないと諦めている」
そんな方にこそ、鍼治療を一度受けていただきたいと考えています。
体は年齢に関係なく変化します。
そして、不調の原因は「痛い場所」だけとは限りません。
今回のように、思わぬところに本当の原因が隠れていることも多くあります。
お身体のことでお悩みの方は、お気軽にご相談ください。
=筆者:広末 喜和子=
鍼灸師として、肩こりや腰痛などの慢性症状から美容を目的とした施術まで、幅広く対応しております。
特に美容鍼の分野では、当院オリジナルメソッドである「リガメンティシア®」のインストラクターを務
、施術だけでなく後進の指導にも携わっています。
また、AEA認定エステティシャンの資格を取得し、化粧品やスキンケアの専門知識も豊富。
鍼灸とエステの両分野に精通していることから、美容と健康を総合的にサポートできるのが強みです。
